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ダンサーの3Dモーションデータが売れるのはすごい!、けど著作権って。。。

みなさんこんにちは!ピス夫です。
映画やアニメの登場人物の動きがリアルさを増している昨今、ダンサーの3Dモーションのデータを購入できるようになったそうです。
教える」「ショーケースに出る」「バトル等で勝つ以外にもダンスでお金を稼げる選択肢が増えることはダンサーにはひとまず朗報ですね。

3Dモーションとは、言葉のままに三次元の動きを指します。
これをデータとして、映画の登場人物の動きをCGで再現する際や、アニメのキャラクターの動きに取り込むことで、CGはより精度高く、特有の不気味さがなくなり、二次元は三次元の表現が可能になるといった技術です。

マイクロエンタテインメント株式会社が運営しているダンスの著作権管理・取引サービス「GESREC」に著名なダンサーが参加し、5月10日より、ダンサーの3Dモーションデータの一般取引が開始されました。

なんとこのサービスは、AIを活用して振り付けについても著作権管理がされ、誰がいつ考え、公表したかも記録されるとのこと。
「ダンスに対する権利」を明確にし、先述した稼ぐ手段の拡充になるとのことでした。

価格は、マライア・キャリーやブリトニー・スピアーズの振り付けをしたBrian Friedman氏だと、18秒で18万円!!1秒1万円です・・・(爆)
かたや日本のダンサー、SMAPや東方神起のダンサーをつとめたK三NZO氏の価格は、9秒で2,700円、1秒300円でした(同氏は日本でもトップクラスの方です)。

(学生時代にダンスをやってた経験からすると)正直、賛否はありそう。。(苦笑)
値段設定をどうするのかはもちろん、リスペクトやオマージュ文化もあるのに盗用とか気にして自由に踊れないのはしんどいな〜と思いました。

ダンスの著作権に対する判例でも、「ダンスの振り付けが著作物に該当するというためには、それが単なる既存のステップにとどまらない顕著な特徴を有するといった独創性を備えることが必要である」(東京地判20120228)とあるんですね。

これって誰が判断するんですかね。Brian Friedman氏の動きを完全再現できる人がいないからこそ成立するのでしょうか。どこまでを近似として境界をひくのでしょうか。

音楽でも同じことが言えると思うんですよね。
作詞作曲ではこれまでに揉めてることも多く、ピアノやギターを弾く動きの3Dモーションに著作権がついて売買されたら嬉しいことより不便さが増えませんかね。

ダンスや音楽以外にもアート全般において“技法”とか“スタイル”、“動作・所作”などを権利で守ろうとするのはカルチャーの盛り上がりに水をさすんじゃないかと思います。

著作権は数秒のアレじゃなくて、なんか、もっとまとまった作品とか一連の組み合わせに設定するのはいいんですかね、わからんですけど

買う側はいいとしても、売る側のハードル高いと感じました。

ダンサーや音楽を生業にされている方からのご意見お待ちしております〜

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– Photo by MARK ADRIANE on Unsplash