LIVE配信は誰が何を求めたサービスなのか
近年、人気が高まっているライブ配信。17LIVE(イチナナ)の知名度も高く、instagramやTikTokもライブ配信機能を追加しており、クリエイターは配信する選択肢が多くある状態だ。ライブ配信は、2010年頃からツイキャスやTwitchでライブストリーミングとして普及し、同時期にYouTubeライブなども始まった。
動画ホスティングサービスと異なり、ライブ配信は視聴者とリアルタイムでコミュニケーションできる点が強みで、この強みを活かしたギフティング(投げ銭)がクリエイターにとっての収益減になる。
しかしながら、このライブ配信サービス、書き手がいくつかの情報を集計してみたところ、ギフティングのマージン(手数料)にバラつきがあったのでリストしてみたい(ギフティングのマージンについて公式情報を公開していないところもあるので、誤りに気づいた方は指摘してほしい)。
- 17LIVE:50%〜87%
- Tiktok:〜86%
- LIVE812:65%〜75%
- ShowRoom:65%〜70%
- ニコ生:30%〜50%
- Youtube:30%
- ツイキャス:30%
- instagram:0%(appleやandroidの30%手数料は配信者負担)
- Twitch:15%
- ポコチャ:時給制(¥30/時間〜)
マージンが大きい順に並べたところ、その幅の広さに驚く。恐らく上位3件はスマホアプリのみなので、所謂apple税やandroid税(アプリ上のデジタルアイテム決済にかかるプラットフォーム手数料:30%)が含まれていると考えられる。それにしてもバラついている。これをみる限り、一番クリエイター寄りなのはTwitchだ。しかし、17LIVEやShowRoomは人気のあるサービスであり、これらを選択するクリエイターは多い。その理由を書き手なりに想像してみた。
クリエイター(配信者)にとって重要なこと
- 視聴者が多いこと
- 視聴者の質が高いこと(好意的、場を盛り上げる発言が多い)
- ギフティングの発生頻度が高いこと
視聴者にとって重要なこと
- リアルタイムの反応(承認・ポジティブな評価)
- 配信スケジュール(常に誰かが面白いコンテンツを出していること)
これらがマージンよりも重要で、それに納得しているユーザーが多いというのが理由なのだろうか。
間違いの指摘やご意見があれば、お問い合わせからご連絡を頂きたい。
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